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2014年5月21日 (水)

TPPと報道姿勢

 今、TPP交渉が山場を迎えているようですが、交渉の中身が明らかにされていませんので、現時点では何も言うことはありません。又、TPPへの参加の是非についても、既に交渉過程に入っていますので、現実を踏まえての意見を。

 といいますのは、現在報道されているTPP交渉の内容に関する露出度合いを見ていますと、ほとんどのメディアが農業問題に時間とテーマを割いていて、他のテーマについては重要と考えていないのか意図的なのか、ほとんど報道されません。確かに農業問題は日本の農業のこれからを左右する大きな問題の一つではありますが、TPP全体を見たとき日本の国益に重大な影響を及ぼす問題が全く報じられていないのに、危機感すら覚えます。私が大事だと考えている項目は、

 ① 国民皆保険制度に対する規制緩和(保険の一層の自由化)

 ② 公的年金制度の規制緩和(外資系資本の参入)

 ③ 自動車等技術規制の緩和(環境基準等)

 ④ 医療、薬品等の規制緩和(認証基準等の緩和)

などです。

 いずれも、国民全体に影響のある、非常に大きな問題だと思うのですが・・・。

 どうも、国際問題に対して、国内の縦割り行政の延長線上と族議員レベルの範囲で考え行動しているように見えてなりません。報道側も、そんな国民目線(??)の方が、関心度が高く視聴率が良いから報道しているように見えます。

 日本は貿易立国です。諸外国とは、対等で建設的な相互依存関係を構築していく中で生きて行かなければなりません。そう考えたとき、TPPの交渉項目の優先度と重要度は農業問題だけでしょうか? 私も農業関係者ですが、そうは思いません。もちろん、選挙民を敵に回せないことはわかりますが、部分ではなく日本国がこれから永きにわたって成長発展していくためには、何を守って何を譲り、どの部分で協調し、どの部分で意思を通すのか、全体最適を踏まえた議論が必要と思います。メディアには、国論が狭隘になって、白黒つけたり、二元論的な煽るだけの報道は止めて頂きたいと思います。これからの日本はどうあるべきかという、現実的で建設的な議論を誘発する報道を切に望むものです。

ありがとうございました。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

国際間の協定は、TPP(環太平洋連携)だけでなく、それも含むEPA(経済連携)、FTA(自由貿易)など様々で、それぞれが一体どのように関連していてどのように異なっているのか、殆どの国民は知らないと思います。 
私は仕事柄、他国の政府の人間と話す機会がありEPAやFTAの具体的協議に入る時、その国の事情や思惑が縦に横に絡まり中々まとまらないと聞きます。 たとえば、日本はどんどん高価な工業製品を輸出し相手国の関税を下げてもらいたいがその見返りに当の相手国が日本に輸出できるものは安価な民芸品だったり手工芸品だったりで大量に売れる訳でもなくあまりに国益のバランスが悪いけれど、米などの穀物には日本側に制限があるので不公平だ。  敷居を低くしてもらって自社製品を売りたいが、お宅の製品は買いたくないしウチの敷居は下げたくない・・・という取引は成立しないでしょう!  
国としての問題は、どこでフィルターをかけて検査するか、どんな安全基準を設けるか、誰が管理するかだと私は考えるのですが。。。

ぼちぼち村長 様

早速のレス、ありがとうございます。国内のことしか見えていないのは、かく言う私もでした。世界のpowerバランスを見ながら判断していかなければならないのは難しいこととは思いますが、それが政治の役目でしょうからね。
わたくしも、もう少し俯瞰目線で眺めてみます。
ありがとうございました。

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