いじめと尖閣問題
先日、尖閣諸島へまたも中国(香港、台湾)からの不法入国事件がありました。事前に上陸することを知っていながら、結局全てを許して、尚かつ法に基づいてすんなりと全員帰してしまいました。政府は「法に基づいて厳正に対処」と言っていますが、予め法の範囲で最も反発の少ない手を読んで、そのシナリオに相手を誘導して事を済ますという方法を取ったようです。
日本人すら上陸できないのに、不法入国者が日本側監視の目の前で上陸できちゃうというのが、何しか腑に落ちません。
過去も含めて政府の対応を見ていますと、不謹慎かもしれませんが、今起こっているいじめ問題に対する学校、教師の対応をつい思い出してしまいます。実際に自殺という事実が目の前で起こっているのに、証拠が掴めないという理由だけで覆い隠して処理してしまおうとする、その責任逃れの態度が似ていると思うのです。
現実に起こっていることに対処できないのは、していないのと同じです。いくら「冷静に」とか「大人の対応」とか言ってみても、蹂躙されてしまえばそれが既成事実となってしまいます。二度と不法入国を許さないためには、許可なしには入れない手立てを具体的に講じるしかないと思います。それが国を守るということの基本ではないでしょうか。
翻って、「子供を守る」も「国を守る」も究極、同じことなのではないのかな、と思えてなりません。
今、日本人の力が試されていると思います。政治でも行政でもなく、我々自身の力量です。
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コメント
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久々のアップですね、待ってました!!
国際法上では尖閣諸島は日本の領土となっているけれど、中国が「沿岸に天然資源が埋蔵されているかもしれんぞ~」という外国からの情報を聞いて、ピョンと頭が冴えて「うちの領土だったことにしとこう」と国民を煽動し始めた。
それまで、管理をきちんとするでもなくただ選挙・政局に追われほったらかしていた島に、突如中国が「うちの土地だ~」と主張し、今度は日本の首相が驚いた! だけどアクションは遅い、何ら変化がない。 で、国内の某がんこオヤジがしびれを切らし、イライラし始め「それなら俺が買い取ってやる」と豪語した。
他にもほったらかしている島はないのかなぁ、大丈夫かなぁ?
子供のいじめを、子供のいない大人は「いじめなんて昔からあった」、「それは親が悪い」と言うんだけど。。。 社会がいびつになり、人の暮らしが変わり、人間が自己チューになってきた事が心のつながりを歪めた原因ではないかなぁ? 私は社会全体の責任、つまり私にも責任はある・・・と思うのです。(反省)
投稿: 山姥 | 2012年9月10日 (月) 15時09分