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2011年4月26日 (火)

生きていた大本営

新聞記事より

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 東京電力福島第一原発の事故現場に、先ず入ったのは米国製のロボットだった。
 
産業ロボットなどでは世界的なシェアと技術を誇る日本。事故以来、国内外から「日本のロボットをなぜ原発に使わないのか」との声が相次いでいるという。
実は、日本でも原発用ロボットの開発を計画したことが2度あった。
 
1度目は1979年の米スリーマイル島原発事故を受けて83年に始まったが、打ち切りに。2度目は99年の茨城県のJCO事故の後。今度は事故用で数十億円使ったが、「原子炉では事故は起きない」と1年で終わった。 

 事故用ロボットを開発すると『原発事故が起きると思っている』と受け取られると考えたのでは」と推測する。

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 津波は想定外だったかもしれないが、人間が作った施設が壊れた場合のことを想定しなかったというのもロボット開発と同じような発想である。我が国では戦争も核施設襲撃も想定外(想定しないということ)なのである。

戦時、大本営では机上演習で我が国が敗戦模様になると、そこで演習を打ち切ったそうである。そこから先は精神力で勝つ!という話。

今もその流れが連綿と続いているのではと、ぞっとさせられる。

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コメント

私の親の世代は、大本営と聞くとそれこそ背筋が凍るでしょう。 その位、国を狂気の管理化に置いた組織はなかったのではと思います。  原発の問題は民主党政権から始まったものではなく、それまで連綿とつながってきた自民党や官僚の天下りで出来た組織の甘ったるい考えで日本は引っ張られてきて、たまたまそれが表に出なかっただけのこと。 有事への備えが全くできていない国へ大地震、津波、原発事故・・・ 次々と襲いかかる試練。 大本営のように菅さんが統率力持ってはいないでしょうが、「他に人材はおらんのか!」と。 
マジで日本の政治家の頼りなさ、官僚組織の腐敗を感じますね。

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