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2010年6月 2日 (水)

国民の責任について

 我が国は、選挙で国民が選んだ代表が作る議会制民主主義国家ですから、私は、今の政治には民度がそのまま現れていると思っています。日本人は、日本人自身の中に無意識に同族意識があり、日頃は文句を言っておけば後は誰かが何とかしてくれるという「甘え」があるように思います。何党になっても、その構図は変わっていない感じがします。

 特に、メディアにその甘えを一番感じます。報道が与える影響度、立ち位置、テーマの重要度と放映時間、結果に対する無責任さ・・・。国民の側も、自分の意思というよりメディアからの情報にかなり左右されて選択しているような気がしてなりません。

 解決の糸口は、国民一人一人が自分の力で新聞や読書等で情報を取り入れ、咀嚼し判断して、自分ならこうするという意見を持って、そして投票に必ず行くという風に変わって行かないと、政権交代だけでは日本は変わらないと思います。

 以前、「密約問題」のブログで申し上げましたが、政治を担う人たちの資質には、密約も含めて全てを託せるような器が必要と思います。国民には、そういう政治家を選挙という教育を通じて育てていく義務があると思います。国が変わっていく物差しは、唯一、投票率でしょうか。

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